【電話なし・個人情報なし】匿名で不動産査定を行うには？オススメサイト3選を紹介

すぐに売るわけではないけど、持っている家の売却相場を知りたい人や、相続を受けるかもしれない不動産の相場を事前に知っておきたい人は多くいます。

そんな時は電話も受けずに個人情報の開示もしないでよい匿名でできる不動産査定がオススメです。

でも匿名の不動産査定に関してこんな風に疑問に思っている人は多いのです。

この記事のまとめは下記の通りです。

それでは匿名での不動産査定とは一体どんなものか具体的に見ていきましょう。

匿名の不動産査定とは

匿名の不動産査定とは何なのか解説します。

不動産の査定には個人情報を開示しない①匿名の不動産査定と、個人情報を開示する②通常の査定があります。

①匿名の不動産査定：開示できる情報が限られているため、査定精度が低い特徴があります。

②通常の不動産査定：不動産会社とのやりとりが発生するため細かい内容まで査定に入れることができ査定精度が高くなります。

さらに通常の不動産査定は「③不動産の一括査定」と「④不動産会社へ個別で査定」に分けられます。

③不動産の一括査定：当サイトでオススメしている方法で簡単な入力で同時に複数社に査定依頼をかけれるシステムです。

④不動産会社へ個別で査定：自分で不動産会社を探して依頼をする方法で、時間と知識が必要であまりオススメできる方法ではありません。

⑤机上査定：物件情報と個人情報を入力して、不動産会社が机上で査定する方法です。

⑥訪問査定：実際に不動産会社に対象物件まできてもらい細かく査定する方法で最も精度が高いで、実際に売却を考えている人は訪問査定を必ず行いましょう。

匿名の不動産査定の依頼方法

匿名の不動産査定は比較的入力項目も少ないのでわかりやすいです。

匿名の不動産査定の依頼方法をみていきましょう。

物件情報を入力する

匿名で物件情報を入力していきます。

戸建やマンションによって入力する項目は異なりますが、わかる範囲で大丈夫なので入力していきましょう。

入力する内容が正確なほど査定額も正確になっていきます。

AIで判定しているサイトでは入力が完了した時点で査定結果が出てきます。

不動産の査定額が送られてくる

不動産会社が査定した結果がメールアドレスに送られてきます。

査定額を見て売却するのか、所有し続けるのか検討しましょう。

詳しく知りたい場合は不動産会社に問い合わせる

査定額の根拠など詳しく知りたい場合は不動産会社に問い合わせましょう。

問い合わせる不動産会社は査定額が大きくずれていない、平均的な不動産会社が良いでしょう。

不動産会社は顧客を取るために過剰な金額で査定結果を出すところもあります。

査定金額が高すぎる不動産会社には気を付けましょう。

匿名査定と不動産一括査定の違い

匿名査定は名前や個人情報を開示せずにAIや不動産会社に機械的に査定してもらうサービスです。

一方で不動産一括査定は机上査定や訪問査定を同時に依頼するもので、不動産会社が実際に査定をします。

個人情報の開示も必要になります。

売却の際には電話や対面での細かな説明や交渉を行う必要があるので、最終的には不動産一括査定で訪問査定を依頼しましょう。

不動産一括査定で訪問査定を受けると以下のように(一部抜粋)かなり詳しく調査した査定書を取ることもできます。

匿名で不動産査定できるサイト一覧と厳選オススメサイト3選

匿名で不動産査定できるサイトは大きく分けて2つあります。

匿名で不動産査定できるサイトを一覧表にしました。

匿名の不動産査定サイト名	査定結果の正確さ	査定のスピード	対象物件	対象エリア
IESHIL(イエシル)	〇	〇	マンション	首都圏
HOME’S	〇	△	土地・戸建・マンション	全国
HowMa(ハウマ)	〇	△	戸建・マンション	全国
すまいステップ	△	〇	土地・戸建・マンション	全国
マンションnavi	△	◎	マンション	全国
10秒でDo！	△	◎	土地・戸建・マンション	全国
らくらく不動産査定	△	〇	土地・戸建・マンション	全国
スピードAI査定	△	◎	土地・戸建・マンション	全国
ステップAI査定	△	◎	土地・戸建・マンション	全国
SUMiTAS	△	◎	土地・戸建・マンション	全国

匿名査定は査定の精度が低いですが、比較的精度が高いサイトに着目してオススメのサイトを3つ選出しました。

もし売却が決まっていて正確な査定が欲しい場合は不動産会社による訪問査定を行いましょう。

おすすめサイト1.IESHIL(イエシル)

株式会社リブセンスが運営しているIESHIL（イエシル）は、会員登録なしで査定できる匿名の不動産査定サービスです。

マンション名を入力するとAIによって階数ごとに査定額が表示されます。

過去の価格の推移と将来の推移も見れるので、売り時を判断することにも使えます。

おすすめサイト2.HOME’S

不動産ポータルサイトを運営している「LIFULL HOME’S」のサイトです。

他の匿名の不動産査定サイトはAIによる判定ですが、HOME’Sは不動産会社による実際の査定なので査定の精度が高いです。

全国に対応しているため多くの人が利用しているサイトです。

査定サイトの下に「お客様の物件を査定可能な不動産会社は○○社です」と表示されて実際に不動産会社が査定する様子がわかります。

おすすめサイト3.HowMa(ハウマ)

AIによる判定なのでスピードが早いです。

マンションの査定精度が高いので、マンションの売却を検討している人向けです。

エリアは全国に対応しています。

アプリでも匿名の不動産査定ができる

匿名の不動産査定はアプリで手軽に行うこともできます。

ハウスドゥの「10秒でDo」はiOS、Androidに対応したアプリでハウスドゥの持つ実績データから10秒で査定ができます。

※出典：10秒でDo！

匿名の不動産査定の3つのメリット

匿名の不動産査定のメリットは下記の3つです。

メリット1.売却の意思がなくてもできる

匿名の不動産査定の場合は売却の意思がなくても、気軽に査定ができるのが特徴です。

離婚時の※財産分与の額や、共有名義の不動産の※換価分割の金額を予測するのに、概算の金額を知ることにも利用できます。

不動産一括査定での査定は精度も高いですが、費用もかけているので仲介につながらない査定をしてくれないこともあります。

匿名の不動産査定は費用を最小限にしているので、匿名でも成立しますが、査定の精度も低いです。

メリット2.しつこい営業電話がない

匿名査定では電話番号を入力しないのでしつこい営業電話を受けることはありません。

訪問査定を依頼すると日程調整などで連絡が必要になり電話を受けますが、本気で売却を購入している人にとっては営業電話はあまり問題にはならないです。

しかし、なんとなく売却価格を知りたい程度であれば、営業電話がかかってくるとしつこく感じることがあるので、匿名査定をオススメします。

メリット3.時間のない人でもできる

匿名の不動産査定は時間のない人でも気軽にできます。

必要事項を入力してメールが届くのを待ったり、その場で査定額が見れます。

一方で訪問査定は必要事項の入力とともに、訪問の日程調整や訪問日の対応など時間がとられます。

ここまでは匿名の不動産査定のメリットを述べましたが、次はデメリットについてもお話していきます。

匿名の不動産査定の3つのデメリット

匿名の不動産査定のデメリットは下記の3つです。

デメリット1.現地を見ないと分からない要因を反映できない

不動産の価格は個々で任意に決めているので総合的に判断されています。

匿名の不動産査定では数字以外の要因は考慮されていません。

例えば「眺望」「日当たり」「風通し」「施工の質」「間取りの使いやすさ」「設備のスペック」などです。

同じ土地の大きさと建物の延床面積で隣接した不動産でも一方は日当たり抜群、眺望良好、一流メーカーの施工で、もう一方は日当たり悪く、眺望なし、地元工務店の格安住宅なら前者を選びますよね？

匿名査定だと2つの不動産は同じ価格になりますが、実際の市場価格は異なります。

極端な例ですが、多くの要因が入ってきて、買主の好みも違うので匿名査定では正確な金額は出せません。

デメリット2.不動産の状況を価格に反映できない

不動産は状況によっても価格が変化してきます。

例えば「建物の修繕の状態」「リフォーム」「シロアリの対策の有無」「耐震改修」などです。

匿名の不動産査定では、簡易的に査定されているので、これらの項目を考慮して査定することはできません。

また、※事故物件の場合も、査定額に反映するとこはできません。

20年以上前に事件が起こった物件と、近年に大々的に報道されたような事件が起こった物件では、価格が全く異なります。

不動産には実際にヒアリングしないとわからない点が多いため匿名の不動産査定では不十分な場合が多くあります。

デメリット3.売主の希望を価格に反映できない

売主によっては物件をなるべく高く売りたい、なるべく早く売りたいなどの希望があります。

高く売る場合と早く売る場合では設定価格が変わってきます。

ローンの残債が多く残っている人なら、なるべく高く売ってローンを返済したいという希望があります。

転勤などですでに次の住居が決まっている人はすぐにでも売りたいので少し値段が下がっても早く売った方が生活費に充填できるので有利になることもあります。

匿名の不動産査定の2つの注意点

匿名の不動産査定でも注意する点があります。

2つの注意点を確認していきましょう。

注意点1.査定額に幅をもたせてる

匿名の不動産査定は不確定要素が多いため正確な査定ができません。

そのため、不動産会社は査定額に幅をもたせるところが多いです。

2,000万円～2,500万円など査定額の差が大きくなることもあります。

注意点2.売却する人には向かない

匿名の不動産査定は詳しい内容が考慮されておらず査定の精度が低いため、売却を考えている人には向いていません。

実際に売却をする際には、再度、査定を受けることになり、二度手間になります。

売却を考えているのであれば不動産一括査定がオススメです。

不動産一括査定の評判が気になる方は下記の記事を参考にしてください。

売却を検討するなら机上査定をする

価格によっては売却も検討するなら、まずは机上査定を行いましょう。

机上査定は不動産会社が直接査定するのでAIによる判定が多い匿名の不動産査定よりも格段に精度が上がります。

下図のように机上査定は不動産一括査定サイトの選択項目にありますので、チェックを入れましょう。(すまいValueより)

最終的に正確な査定額を出すには訪問査定をお願いしましょう。

机上査定に加えてメール対応のみの要望もできます。

メール要望は備考欄に入力します、メール要望のチェックボックスはないので気を付けましょう。

メール要望をしていれば電話がかかってくる心配もありません、もしかかってきた場合はメール要望していることを伝えて切りましょう。

机上査定とメール要望できる不動産一括査定サイトをまとめました。

不動産一括査定サイト名	机上査定に対応	メール要望
すまいValue	〇	〇
SUUMO	〇	〇
HOME4U	〇	〇
イエウール	×	×
SRE不動産(旧ソニー不動産)	×	〇

机上査定を受けるなら不動産一括査定サイトがオススメ

机上査定を受けるなら不動産一括査定サイトがオススメです。

特に自宅を高く売却するのであれば、複数の不動産一括査定サイトを利用することをオススメします。

6社のうち、何社かは「似たような意見」を言い、査定額も似たような感じになると思います。

その「似たような意見」こそが、世間一般の常識と解されます。 常識を探るためには、必ず複数の不動産会社から査定を取ることが必要となります。

自宅を売る際は、まずは不動産一括査定サイトを利用して、「似たような意見」を集めることから始めるようにしてください。

【2024年11月最新】不動産一括査定サイトのオススメ6選

数ある不動産一括査定サイトの中で当サイトが厳選してオススメするサイトは下記6つです。

比較項目	すまいValue	スーモ	HOME4U	イエウール	リガイド	ホームズ
運営会社	小田急不動産(株) 住友不動産販売(株) 東急リバブル(株) 野村不動産ソリューションズ(株) 三井不動産リアルティ(株) 三菱地所ハウスネット(株)	株式会社リクルート	株式会社ＮＴＴ データスマートソーシング	株式会社Speee	株式会社ウェイブダッシュ	株式会社LIFULL
サービス開始年	2016年	2009年	2001年	2014年	2006年	2008年
査定数	非公表	非公表	累計45万件	20万件	非公表	非公表
サイト利用者数	非公表	月間訪問者数 約2188万人	年間700万人	累計1,000万人	非公表	非公表
提携している不動産会社の数	6社	2,000社以上	2,300社以上	2,000社以上	900社以上	4,000社以上
同時依頼数	6社	10社以上	6社	6社	10社	10社
机上査定	〇	〇	〇	×	〇	×
備考欄など	〇	〇	〇	〇	〇	〇
特徴	国内最大手に頼める。 都会に強く地方に弱い傾向がある。	賃貸で有名なスーモが運営。 大手～地域密着まで幅広い不動産会社が参加。	NTTデータグループなので安心感はトップ。 一括査定の歴史最長の老舗。	入力がLINE風でカンタン。	厳選された不動産会社がウリ。 運営も長く、旧SBIグループの安心感がある。	賃貸で有名なホームズが運営。 収益物件に強い不動産会社が多数参加。

※2024年11月現在

紹介した不動産一括査定は、どれも安心して利用できます。

ただし、それぞれの不動産一括査定には弱みがあります。その弱みを防ぐ方法があります。

弱みを防ぐには不動産一括査定を併用利用（組み合わせ利用）するのです。

都心部や県庁所在地などの人口が多い都市の方

三井のリハウスや東急リバブルなどの国内最大手の不動産会社は、「すまいValue」にしか参加していません。

ただ、大手は両手仲介の可能性が高いです。対象地域（一都三県＋大阪、兵庫）の方は、売主専門としている「SRE不動産（旧ソニー不動産）」も合わせて申し込んでおくと安心です。

また、大手・中堅・地域密着の不動産会社参加の

• スーモ：賃貸で有名なリクルートが運営で、利用者数が多く安心
• HOME4U：NTTデータグループ運営でセキュリティーにも強く安心

つまり最大手の不動産会社に依頼できる「すまいValue」に加えて、大手・中堅・地域密着の不動産会社に依頼できる「スーモ」「HOME4U」を組みわせるのです。

安心できる１社のみにしたいという方は、仲介取り扱い件数38年連続No.1の三井のリハウスがおすすめです。

地方や郊外の方

大手の不動産会社は都心に強いですが、地方や郊外では対応できない場合があります。

特に「すまいValue」を使って依頼できる最大手の不動産会社は地方や郊外は対応していない可能性があります。

地方や郊外の方は「スーモ」「HOME4U」「イエウール」を併用するといいでしょう。

収益物件の方

収益物件の方は、収益物件の強い不動産会社の参加が多い「リガイド」「ホームズ」がオススメです。

特にリガイドは、売却だけではなく、賃料査定やリフォーム業者選びもできることから、今持っている物件を「リフォームして貸したい」という人にとっては、使いやすいサイトです。

また、人口が多いエリアは「すまいValue」に依頼しておきましょう。

大手はやはりそういったエリアの仲介は積極的で買手の情報も多くつかんでいるため、高く売れる人を見つけてくれる可能性が高いです。

安心できる１社のみにしたいという方は、仲介取り扱い件数37年連続No.1の三井のリハウスがおすすめです。

不動産一括査定のオススメについては、下記記事で詳しく解説しています。

まとめ

匿名の不動産査定は電話もかかってこないで、気軽にすぐできるのがメリットです。

その反面、査定の精度が低く不動産会社に問い合わせることもできないので、実際に売却しようとしている人にとっては不便です。

少しでも売却する意思がある人は不動産一括査定サイトで机上査定から始めてみましょう。

匿名の不動産査定でよくある質問

家査定をする時の注意点は？

必ず不動産一括査定をして複数の不動産会社から査定をとりましょう。

一社だけでは査定額が安くなる可能性があります。

詳しくはこちら

不動産の匿名・無料査定のオススメは？

知名度や使いやすさなど総合的に判断するとHOME’Sがオススメです。

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匿名の不動産査定は電話がないって本当？

電話はかかってきません。

個人情報を入力しないので、電話番号をつきとめられることもありません。